2023-01-01から1年間の記事一覧

政府の赤字は民間の黒字だからこそ、政府の赤字は小さくあるべき理由

海外を無視して国内に限定すれば、国内の政府が金融的に赤字なら民間が黒字であるのは、あまりに当たり前のことであり、本来取り立てて騒ぐことではない。黒字や赤字は、収支における正負を言い換えているに過ぎない(収支がマイナスの場合に赤字で書いたこ…

物価目標協定の行方は?

日本で内閣府、財務省、日本銀行の間で物価目標の政策協定が結ばれてから間もなく10年になる。物価目標協定は、行政府(政権)と中央銀行の間で物価について何らかの約束をするものだが、しかしそうすることで、どのような効果があると考えられているのか?…

続・物価変動再考

日本ではこれまで長きに亘って物価が動かないこと(少なくとも上昇しないこと)が話題だったが、だからと言って今後もインフレが起こらないとは限らない。一年前はまだ、欧米のインフレがまだ対岸の火事のように感じていたが、ロシアのウクライナ侵攻からエ…